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『せんせい』と呼ばれる職業も人間です。
モンスター化する保護者、妊娠・暴力で中退していく生徒、進学校で挫折する生徒、職員室での教師による派閥争い…
現場で戦う『せんせい』達の現実がここにあります。
あなたが小学校のころ、中学校のころ、高校生のころ、せんせい達は何を思い、何を考えて授業をしていたのか。
気になりませんか?
先生達の本音に迫ったアプリが新登場。
[本書の内容]
☆ 指導困難校の高校教師 藤田輝の場合
夏休みが過ぎると退学者によってクラスが減る。生徒の大半は小数点計算ができず、中には自分の名前の漢字を間違う者までいる。暴力と妊娠で生徒が辞めていく指導困難校といわれる学校で働く教師の本音とは?
☆ 進学校の高校教師 小杉直哉の場合
全国の公立高校でも五本の指に入る進学校。
「中学で一番だった生徒もうちに来るとせいぜい100番。進学校で得る本当に大きなものは『挫折』で強くなることかもしれない」
☆ 私立の中学教師 藤川卓彦の場合
中高一貫の私立中学。人事異動の無い私立中学が抱える教師間の暗闘。
「教師を辞めようと思って一年が経つ。40歳になってああはなりたくないと思う教師もいっぱいいるから」
☆ 公立の小学校教師 西山正の場合
「校庭の桜が咲かないといって教員室にごねてくる親もいる。そんなのいちいち相手してられますか」
[著者紹介]
伊藤良典(いとうよしのり)
1979年生まれ 株式会社アブサン(http://ab-sun.co.jp)代表取締役 スマートフォンアプリ開発及び出版を主とする。雑誌、書籍などへの寄稿も多数。